方べきの定理

図のように,円の外部の点Pから,円と2点A,Bで交わる直線と,円と2点C,Dで交わる直線を引くと,

PA×PB=PC×PD

が成り立つ。これを,方べきの定理という。これを用いて,次の問いに答えよ。

AB=11cm,PC=5cm,CD=7cmであるとき,PAの長さを求めよ。

方べきの定理より,

PA×PB=PC×PD

PA×(PA+11)=5×(5+7)

PA^2+11PA=60

PA^2+11PAー60=0

PAについて解くと

(PA+15)(PA-4)=0

PA=-15,4

よって,PA=4cm

 

方べきの定理 解説

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電気回路の消費電力

R[Ω]の抵抗にV[V]の電圧をかけたときの消費電力をP[W]とすると,
   {P=1/R}{*V^2}
という関係式が成り立つ。これについて,次の問いに答えよ。

(1) 200[Ω]の抵抗に100[V]の電圧をかけた時の消費電力を求めよ。

{P=1/R}{*V^2}  に代入して,

{P=1/200}{*100^2}

  {=50} [W]

(2) 300[Ω]の抵抗にある電圧をかけたとき,その消費電力は108[W]だった。このとき,その抵抗にかけた電圧を求めよ。

{P=1/R}{*V^2}  を変形して,                  

{V=}{sqrt{PR}}

代入して,

{V=}{sqrt{108*300}}

  {=180} [V]

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