平方数の積を平方数の和で表す

【平方数とは(定義)】
 ある正の整数の2乗の形で表される数

【平方数の性質】
・4で割って1余る素数は,必ず2つの平方数の和で1通りに表される。
・4で割って1余る素数の積は,必ず2つの平方数の和で2通りに表される。

・たとえば
 4で割って1余る2つの素数である5と13は

とそれぞれ2つの平方数の和で一通りに表され,この2数の積は

と2つの平方数の和で2通りに表される。

これをふまえて・・・

問題

2017と29は,どちらも4で割って1余る素数で,それぞれ,

と,2つの平方数の和で表される。

この2数の積2017×29を,下の等式を利用して,2つの平方数の和で2通り表せ。

解答

ここで,公式を使い代入すると,

これが一つ目。cとdを入れ替えて,もう一つを計算する。

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数学検定の申込み

数学検定の申込み方法を調べてみました。

いつ頃どのように申し込めばいいのか,ノーマークでした。。。

2020年度の検定日が発表されていました。

会場は,各県に1カ所はあるようです。よかった。

わたしは個人検定を受けるつもりなので,

4/12(日),7/18(土),10/25(日)

3回のチャンスがあります!

反復試行の確率

反復試行の確率とは?

矢を1回放つと,3/4の確率で的に当たる。3回矢を放つとき,的に2回当たって1回はずれる確率は?

表に整理してみる。

表から,n=3回の試行でk=2回成功する確率は,

反復試行の確率の公式

試行Tを独立にn回行うとき,事象Aの起こる確率をp,起こらない確率をq=1-pとすると,事象Aがk回起こる確率は

n=3回の試行でk=2回成功する 場合の数は,次式から3。

成功する確率をp,失敗する確率をq=p-1とおくと,

k=2回成功する確率は,次式から

場合の数とその確率の乗算により,公式は次のとおり。

矢が的に当たる確率

~矢を放って的に当たる確率を求める~

(1)矢を1回放つと,3/4の確率で的に当たる。2回矢を放つとき,2回とも的に当たる確率を求めよ。

3/4×3/4=9/16

(2)3回矢を放つとき,的に2回当たって1回はずれる確率を求めよ。

的に当たる確率は3/4,はずれる確率は1/4。

反復試行の確率の公式より,
試行Tを独立にn回行うとき,事象Aの起こる確率をp,起こらない確率をq=1-pとすると,事象Aがk回起こる確率は

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三角関数マトリクス

(7) A~Hのマスにsin,cos,tanのどれかを入れる

三角関数の値を整理する。

順番に解いていこう。

① 1行目

θが0で、0とならないのはcos0°

→ C:cos0°

②3行目

θが150、90、135のうち、0となるのはcos90°

 → G:cos90°

③3列目

cos0°= 1との積が-となるので、EとHの一方が+、一方が-

 → E,Hどちらか:sin135°

 2行目

D30°、sin45°との積が-となるので、E135°は-

 → H:sin135°

④3列目

 → E:cos135°

⑤2行目

 → D:sin30°

⑥1列目

 1行目

 → B:tan120°

 → A:tan150°

⑦1列目

⑥より、Fはcos150°

→ F:cos150°

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2次関数グラフ

(5) a>0,b>0のとき、y=ax^2+bxのグラフにおける、x軸との交点の座標

(6) y軸の作図

x座標の大きい方を点Aとし、点Aを中心とした円を描く。
x軸と円の交点を点B、点Cとする。

点B,点Cを中心とする同一半径の円弧を描き、交点を点Dとする。
直線ADを引くと、y軸となる。

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