~2辺の長さと垂線の長さから三角形の面積を求める~
図のように,AB=13,CA=37である△ABCの頂点Aから辺BCに垂線を引き,辺BCとの交点をDとする。AD=12のとき,△ABCの面積を求めよ。

直角三角形において,斜辺の長さをc,他の2辺の長さをa,bとすると,
が成り立つ(ピタゴラスの定理)。
直角三角形ADBにおいて,

直角三角形ADCにおいて,

よって,△ABCの面積Sは,
 //

直角三角形において,斜辺の長さをc,他の2辺の長さをa,bとすると,
が成り立つ(ピタゴラスの定理)。
直角三角形ADBにおいて,

直角三角形ADCにおいて,

よって,△ABCの面積Sは,
 //
で,このとき面積の比は1:
と表される。
,
として,次の問いに答えよ。
を
,
を用いて表せ。   
:
1:
 より,
    
  よって,
  //
   
 に代入して,
   
   
  //
 を考える。
  は  
 で表される。ただし,
,
はともに素数で 
≠
 である。
≦
≦
 のとき,上の条件を満たす 
 がひとつだけある。この 
 を求めよ。小さい素数から当てはめて傾向をさぐってみる。
素数は,2,3,5.7,・・・
,
 のとき,
 
,
 のとき,
  
もう出てきた。。。
≦
≦
 を満たす
 はひとつだけなので,
 
     //

より,
   
   
   
 
三角形の面積の公式 
 より,
  
 
 
    //

Aさんは買い出しに行くと決まっているので,残り11人から3人の選び方を考える。
通り  //

三角形ABCと三角形HBAは,
 ∠BAC=∠BHA=90°
 ∠ABC=∠HBA
2つの角度が同じなので,相似である。

三角形ABHに着目し,辺ABの長さを求めると,
  
    
    
二つの三角形は相似なので,
   
  
    

三角形の面積は,底辺×高さ÷2なので,
  

方べきの定理より,
PA×PB=PC×PD
PA×(PA+11)=5×(5+7)
PA^2+11PA=60
PA^2+11PAー60=0
PAについて解くと
(PA+15)(PA-4)=0
PA=-15,4
よって,PA=4cm

 
   に代入して,
 
     
  [W]

 
   を変形して,                  
 
 
代入して,
 
  
   
   [V]

大きい順に考えてみる。

表より,4通り。




